gleeをファイナルシーズンまで見たので、ここらでgleeについて書こうと思いたちまして。

gleeは高校のグリー部(平たく言うと合唱部だけど自分の経験した合唱とはだいぶ違う)を描いたドラマで、高校生たちが自分のおかれた状況との戦いや、夢を目指して頑張る話です。毎回素晴らしい歌唱パフォーマンスを見せてくれます。

そんなドラマの魅力をうざくも語ります。


今回は、ベッキーについて。




ベッキーはダウン症の生徒で、演じている役者さんは実際にダウン症です。

ベッキーの役どころは、glee部を潰してその予算をチア部のものにしようと企むチア部コーチ、スー・シルベスターの子分(手下)。チア部の部員(マネージャー的役割)です。毎回スーの指令通りに、glee部の部員たちに数々の嫌がらせを行います。

初めて見たときの感想を素直に書くと「出していいの?」でした。
ダウン症の人を(それも悪役の手先として)出すなんて!いろんな意味で大丈夫なの? と。

ベッキーはgleeではサブキャラの一人ですが、私に大きなものを与えてくれたキャラクターです。
私はベッキーを見るまで、ダウン症の人がどのようなものかを知ることがありませんでした。身近にいなかったし、知ることも知ろうとすることもなかった。どこか"得体の知れないもの"のように感じていたのです。
でも、ベッキーは、ダウン症だって喜怒哀楽を、そして"愛"を表現できると教えてくれました。


理解したようなつもりでいた矢先の最終シーズン。
ベッキーに(ダウン症ではない)彼氏が出来るのですが、私はその彼氏に対して「ベッキーを食い物にしてるのではないか(裏があるのではないか)」と思ってました。でも実際彼氏は彼女のダウン症の部分を含めて”クールだ”と感じてそばにいたのです。そのことにショックをうけ、”ショックを受けた自分”にショックを受けました。そこにあるのは「健常者がダウン症の人間を好きになるはずがない」という思い込み。それは健常者とそうでないものの間の見えない線を、自分が引いていたことに他なりませんでした。

たくさんの気づきを与えてくれたベッキー。

ダウン症だって、何にでもなれる

歌ったり踊ったりは出来ないけど、ベッキー役のローレンが示してくれたのは、そんな一人の女性の姿でした。


Gleeを語る上では外せない、吹き替え俳優さんについても〜

ベッキーは原音ではちょっと独特なしゃべり方(声)をしているのですが、舌がもつれるような感じは再現しつつ、でも聞き取りづらくなく、やりすぎず、愛嬌のあるベッキーに仕上がっています。吹き替えキャストの選び方、演出、実際に演じている吹き替え俳優さんの演技、どれも素晴らしいです。