少し前に、ナショナルジオグラフィック日本語版で多摩川が特集されていたので、思わず買ってしまいました。

多摩川が流れ、玉川上水の起点である羽村で育ち、初めて親元を離れて住んだ場所は多摩川下流の大田区多摩川あたりと、なんとなく多摩川には親近感を感じているもので。 
なんというか、"幼なじみ"がナショジオに取り上げられたような嬉しい気持ちで読み始めました。内容を三行でまとめると

・多摩川の中・下流域では、生活排水が水源の半分を占める
・昔は汚染がひどい死の川だった
・今は下水処理が発達して超綺麗。鮎も泳いでるよ!

都市の影響をもろにうける川。幼なじみの意外な一面を知った感じです。



長いこと多摩川流域で暮らしていて、疑問だったことがありました。
どうして多摩川はタマゾン川と呼ばれるほど熱帯の魚が生息しているのか。

この本によると、羽村取水堰で抜き取られる水より多い量の生活排水が多摩川に注ぎ込んでいるそう。中流域以降は生活排水が水源の半分にもなる。そのため、家庭で使われるお湯の量が増える冬になると、結果排水も暖かくなり、その排水の影響をうけて川の水温も暖かい。
そりゃグッピー繁殖しちゃうよね。ガーも生き残っちゃうよね・・・


そういえば大田区で暮らしていた時に、近くに多摩川があるにも関わらず水道水が利根川水系と知って驚いたんですが、やっぱり水源が生活排水だと水道水としては利用しにくいんですかね?
羽村など上流で取水された水は飲水として利用されているのは知っていたので・・・。羽村出身だから「水ならそこから汲めばいいじゃーん」みたいな発想になっているのかもしれない。
蛇足ですが羽村の水道水は多摩川の水じゃなくて独自に汲み上げている地下水なんですけどね。


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羽村を出たら玉川兄弟の知名度が低くてびっくりしたもんです。
ローカル有名人だったのね・・・
 






ナショナル ジオグラフィック日本版 2016年10月号 [雑誌]
ナショナルジオグラフィック編集部
日経ナショナル ジオグラフィック社
2016-10-03