ジブリ美術館の企画展「食べるを描く」を拝見してきました。



ジブリ映画といえば、「何か食べてるシーン」がとても印象に残るのですが、その“何か食べてるシーン”を解説した展示です。


劇中では僅かな時間ですが、その作品の文化的、時代的な背景なども内包させているのが“食べるシーン”。用いる食材、その食材の切り方、調理の仕方全てに意味がある、ということが解説され、「こんなことまで考証して描いているのか!」と、思わず唸ってしまいました。
また、液体(ワインやレモネードなど)の動き、照りの付け方など“美味しそうな見せ方”についての解説も。見ているだけでお腹が空いてきます。

展示の中には、実際に入れる「サツキとメイの家の台所」と「タイガーモス号の厨房」がありました。これはお鍋の中や引き出しの中まで設定を元に再現されており、劇中の人物になったような気分を味わえます。

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お鍋の蓋をあけると青菜の味噌汁が。
座敷スペースにはめざしのお弁当もありました

残念なのは、美術館の館内は写真撮影禁止!なのです。ううう、登場人物になって描に収まりたかったよう。

でもこれにはちゃんと理由があるので、その意思を尊重します。

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写真NGだから頑張って描いたよ!
シチューは本当に美味しそうだったよ。
食品サンプルの技術すごいよ。
扉を開けるとチーズなどの保存食、
引き出しを開けるとカラトリーが。


この企画展は11月までの予定だそうです。常設展でいいよ!!!



なお、私の好きなジブリ映画の食べてるシーンは…
・ドーラがパズーの家でガブリとやる大きなエビ(天空の城ラピュタ)
・千尋のお父さんが無人の店でムシャリと食べる何かの肉を煮たもの(千と千尋の神隠し)
・厚切りベーコン(ハウルの動く城)
です。