通勤時はいつもTBSラジオの「伊集院光とらじおと」を聴いています。
火曜日に「俺の5つ星」というコーナーがあるのですが、これは“思い出5つ星”なメニューのエピソードを募っているコーナーで、自由律俳句の「放哉と山頭火と」と並んで、大好きなコーナーです。

ある時、通勤時にテクテク歩きながら聞いていると、思わず足が止まりました。
ラジオから流れてきたエピソードが、“自分も5つ星に送ろうと思っていた店”の話だったからです。

その時の内容↓(2018年1月8日)
『羽村市で食べていた白い食パン』のエピソード。[伊集院光とらじおと内]

このお店は「サンモール」というご夫婦で営む小さなパン屋さんで、以前は毎日ここの食パンを食べていました。
”2斤で一本“の食パンを、朝電話して取り置いてもらい、買ったその場で好みの厚さにスライスしてもらいます。「半分は6枚切り(の厚さ)で、半分はサンドイッチ用に…」などのオーダーも聞いてもらえました。

この投稿者の方も書いていますが、このパン自体がとっても美味しい。
そのままで食べてもしっとり柔らかく滑らかで、焼くと表面がカリッとするけど中はふんわりとしたまま。口に含むと香ばい麦の香りが鼻に抜けていきます。耳まで柔らかく美味しく食べられます。

私も、美味しいと評判のパン屋さんがあれば試していますが、サンモールのパンを超えるパンには、まだ出会えてません。


私ももう一度食べたい!確か息子さんがいたはずだから、あの場所でなくても、どこかでやっているかも??と、ラジオにも投稿の上、解答編を待つこと1ヶ月…


2月12日に解答編が!!


が、調査の結果は、おかみさんからの「もう主人も亡くなっており、そっとしておいて欲しい」というお返事で、調査終了となりました。


そうか…
ダンナさんは亡くなっていたのか…
「朝一番早いのは パン屋のおじさん♫」の歌の時、私の頭に浮かぶのは、今でもあのパン屋のおじさんだよ…
息子さんのことは何も触れてなかったから、息子さんはパン屋さんにはならなかったのかな…

色んな思いが、パンの香りとともに駆け巡ります。


この思いを自分一人ではうまく処理できなかったので、実家に行き、同じくサンモールのパンが大好きな母姉と、ラジコのタイムフリーを聴きながら、「思い出の味」を味わうことにしました。

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思い出の味は、思い出のなかに。